以前から気になっていた、サングラスのレンズ濃度と瞳孔径の変化について、以前ビジョントレーニングの講習会で知り合った、新潟市の金田さんの会社、(株)ガゾウさんに行ってきました。
http://www.gazo.co.jp/
ガゾウさんは画僧処理技術を応用して様々な機器の開発から販売までしている会社です。

測定時の天気は晴天
測定は、室内で窓の明るい方を向いて行いました。
使用レンズはCR39、ノンコート平面、UV400付のサングラスレンズで行いました。
ブラウン25全面、ブラウン50全面、ブラウン75FCで行いました。
瞳孔径の直径は残念ながらミリmではなく、ピクセル表示でした。アベレージで
1.無色レンズ 19.5
2.BR25 21.0
3.BR50 21.4
4.BR75 23.7
となりました。
ピクセルなのでキッチリとした直径はわかりませんが、
面積での比率は
1の無色レンズの時を100とすると
2.116
3.120
4.147
と、計算上はなります。
屋内での測定だったので、屋外ならまた少し違う値になると思いますし、瞳孔径や動向形状の左右での違いもありますし、変化量も人それぞれにでもっと変化する人もいると思います。
今回の室内での実験では、濃い色のサングラスをかけると瞳孔は少し大きくなり、それにより瞳孔の面積も大きくなります。しかし、瞳孔の面積が147%になったからといって、眼疾患のリスクも147%になるということではないと思います。
はっきり言えるのは、裸眼でいることが一番悪く、太陽光の影響を一番受けます。
紫外線をカットするには、UVカット付のレンズを使用すること。(最近の眼鏡用レンズは無色透明でもUV400カットが多いです。)
そして、眩しさを抑えるには、色の薄いレンズよりも色の濃いレンズが良いです。
そしてもうひとつ、目の中のルテイン保護のためには、普通のUVカットレンズよりも、超UVカットレンズがいいです。
私のお勧めとしては、日常の普段の生活で使用する程度なら、
フレームはクリングスがなく、顔に密着する大型のハイカーブのセルフレーム。
レンズは、超UVカットレンズ(HOYA、RG435)に、快晴時の屋外でもそれほど眩しく感じない程度のカラーをつける(私の場合は濃度50%程度)、のがいいと思います。